なぜか Wanderlust でパスワードを記憶させておくことができない場合が発生していたので,調べてみた.
%:username/plain@imap.example.org:993!/
と %:username/clear@imap.example.org:993!/
は基本的には同じはずなのだが,plain だと PLAIN passpharase for usename:
でパスワードが聞かれ,clear だと Password for IMAP:username/clear@imap.example.org:991:
でパスワードが聞かれる.
info によると
認証法には `login' (エンコードしてパスワードを送信)か
`cram-md5' (CRAM-MD5 による認証)か
`digest-md5' (DIGEST-MD5 による認証)か
`clear' (または `nil'。生パスワードを送信) のいずれかを指定。
となっているので,clear を使うのが流儀っぽい.
plain の場合は /usr/share/emacs/site-lisp/flim/sasl.el
の sasl-plain-response
が呼ばれて,clear の場合は /usr/share/emacs/site-lisp/wl/elmo/elmo-util.el
の elmo-get-passwd
が呼ばれる.前者はパスワードは変数にも保存されず,後者の場合は(エンコードされた)パスワードが elmo-passwd-alist
に保存され,これが elmo-passwd-alist-save
で ~/.elmo/
以下に保存される.