ScanSnap S1500 をずっと使っていたのだが,先日 ScanSnap iX1500 を購入.
Windows 10 で ScanSnap S1500 (USB接続のみ)を使う場合,何故か PC Hibernate/Resume 後に ScanSnap Manager (ドライバに近いところのソフトで,S1500 で取り込みボタンを押すと,プロファイルに従ってスキャン開始し,適切なソフトに取り込んだデータを送ってくれる) が ScanSnap S1500 を認識してくれない状態になってしまう (Device Manager で見た感じ ScanSnap S1500 自体は Windows 10 に認識はされている).仕方なく S1500 を使う時は再起動していた...
で,iX1500 だが,管理ソフトは Windows/Android 両方ある.
- Windows 版: ScanSnap Home
- Android 版: ScanSnap Cloud
ScanSnap Cloud は iX1500 から直接 Google Drive 等に送るような使い方が想定されている様子(一旦設定してしまうと iX1500 単体でクラウドにデータを送ることができるようになる).ScanSnap Home は S1500 での ScanSnap Organizer のような位置づけで,スキャンした PDF を管理できるソフト (スキャン開始は PC からでも iX1500 のパネルからでも,どちらからでも可能).ScanSnap Home でもクラウドにデータが送れるが,これは一旦 PC に保存して,それを Google Download Backup and Sync 等の同期機能で Google Drive に送る感じ.
Could との連携やライセンスのこともあって,ScanSnap Account を作らされるが,これ,私の Android (英語で使用)だと国が United States になってしまい,Windows 10 (こちらも英語で利用)は Japan (日本)になってしまう.かつ,それらのアカウントは別扱いになっている様子で,かなり悩んだ...(オンラインゲームで使うサーバ毎にアカウントが別みたいな...)
あと,英語インタフェースで使っているのだが,説明書もそうだが,日本語版がオリジナルのようで,英単語のチョイスが極めて悪く,使い勝手が非常に悪い(それの逆の理由でOSは英語で使っている).
以下,ScanSnap Home メモ.
- ScanSnap Organizer のデータを ScanSnap Home で取り込めるが (ScanSnap Organizer 等旧ソフトは ScanSnap Home をインストールする際にまるごとアンインストールすることになる),異様に時間がかかる.PDFファイル数3500ぐらいで12時間かかった.
- 名刺ファイリングOCRのデータも取り込めるらが,これ,Windows の言語が英語だとその選択肢が出てこない (名刺ファイリングOCRが日本向けのソフトだから?).Windows の言語を日本語にすると「名刺ファイリングOCR」のデータを取り込む選択肢が現れる.
- 全体的に動作が遅い(ScanSnap Organizer も遅かった).あまりファイル数が多くなった場合を考慮した作りになっていないような気がする.
ということで,基本はクラウドに送る感じで利用予定.
追記 (2019/10/28)
書き忘れたが,当然 ScanSnap S1500 に比べて iX1500 の方が読み取り速度が早く,かつ OCR については,以前は Organizer に取り込んで OCR を待つ感じだったが,クラウドに送るともうその時点で OCR がかかっている.
追記 (2019/11/12)
ScanSnap Home で名刺を取り込むと OS が英語モードだと日本語のOCRをしてくれない...