64-bit time_t への移行とかあったりして Debian unstable がややこしいことになっているが,それの影響かよくわからないが Mozc で日本語入力モードにすると gnome-shell が死ぬようになった.死ぬというのは以下の表示と Log Out
ボタンが現れる.
Oh no! Something has gone wrong.
A problem has occurred and the system can't recover.
Please log out and try again.
別環境では問題無いようだったので,調べてみたら dconf
の設定に依存するらしい.というか org.gnome.desktop.input-sources
の per-window
が true
だと不具合起こすらしい.以下で解決.
% gsettings set org.gnome.desktop.input-sources per-window false
なお,dconf の内容は以下のように dump して(テキスト形式),編集して,取り込む,ということができる.
% dconf dump / > dump.dconf
% vi dump.dconf
% dconf reset -f /
% dconf load / < dump.dconf
以下の設定を一旦まるごと消して,そこから再度設定をしていって問題箇所を明らかにしていった.
desktop/ibus/general
(←最近は使われないような気がする)org/gnome/desktop/input-sources
ちなみに dconf
の設定は ~/.config/dconf/user
にある(バイナリ).たまにダンプしてバックアップするのが良いかもしれない.
追記(2024/5/21)
現在は per-window
が true
でも gnome-shell は問題なく動作する.Terminal (や Emacs) は基本的に Direct 入力なので,per-window
false
だと少々面倒だった.なお,Emacs は以下をして,そもそもデスクトップ環境のIMを使わないように設定している.
echo "Emacs*useXIM: false" | xrdb -merge
追記(2024/5/30)
% gsettings set org.gnome.desktop.input-sources per-window true
な状態で gnome-shell 起動して,Mozc で日本語入力しようと Direct input
から Hiragana
に切り替えたタイミングで gnome-shell が死んでしまう様子.
% gsettings set org.gnome.desktop.input-sources per-window false
としておいて,Mozc Hiragana
状態にしてしまえば,あとは per-window true
にして問題ない様子.